放浪する吹部男子の話。

主に関西圏と、色々な楽器を放浪している、とある大学の吹奏楽部員のブログです。

新入生に楽器をおすすめする話を書こうとした話。

※この話は2020年2月下旬ごろより構想を始めました。

 

4月。出会いの季節。

 

吹奏楽部に迷い込み入部し、何の楽器をしようかと悩む新入生が多くいる季節。

 

新しいことをしようと、楽器に興味を持つ人が多くなる季節。

 

そんな人たちのために、独自の視点から、おすすめ楽器を紹介しようと思います。

 

ということで、YesNoチャートを作りました。

(ごめんなさい、思いっきり部活に入部する前提です。楽器購入等、金銭面は考慮していないので、趣味として楽器を吹くことを考えているなど、楽器を所有する団体に所属しない場合は話が変わってきます。)

 

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(橙:Yes青:No)

 

何になったでしょうか。

 

以下解説。

 

A:やりたい楽器があるならそれをしましょう。

 やりたいことをする。大事なことだと思います。もちろんそれに永遠にとらわれる必要はありませんが。

 

B:これといってやりたい楽器がないなら、いっそのこと流されてみましょう。

 楽器人生全てをその楽器に捧げるか否かは、その楽器と付き合ってから考えればいいのです。愛着がわけば、その楽器に専念すればよし。進学等のタイミングで吹く楽器を替えるのもあり。

 必要とされるため、指導者からの指導は多くなりがちです。一方で指導者側としては特に必要な奏者だからよく指導をするわけです。なので、難しい練習課題が課されることはあっても、できる範囲の課題が多く、無茶な課題が出ることはほぼありません。

 流されるのも、案外面白いですよ。

 

C:木管楽器しましょう。たぶん。ごめんなさい。管轄外なのでそれ以上言うことはありません。

 

D:打楽器しましょう。

 色々な楽器をすることになりますが、基本的に全て体に叩き込むことになるので、頭で覚えることは少ないです。パートの楽譜を読むのも簡単。

 ソロ演奏に抵抗が薄いとなおよし。

 リズム感はどのパートでも平等に必要。むしろリズム感を研ぎ澄ますことに専念できる打楽器パートは、リズム感に難があるかも、と思う人ほど、おすすめとも言えます。

 

E:オーボエファゴットしましょう。

 ダブルリード楽器は上下両唇を使うからか、木管の他の楽器を吹く人より、金管楽器を吹く人のほうが吹けたりします。(体験談)

 問題点として、リードをはじめ、維持費が他の楽器に比べ非常に高く(大雑把にいうとリードは他の楽器の10倍くらい)、金銭面について家族にしっかり説明し、了解を取り付けておかないと、後々大変なことになります。また、他に頼れる人がいないことが多く、普段の練習は1人でする、ということもしばしば。ぼっち耐性がある程度ないとつらいかも。このあたりは注意が必要です。

 

F:チューバしましょう。

 大体どこでも新入生の確保に難儀しているので、めちゃくちゃ歓迎されます。

でも吹いたことがないので、詳しいことは書けないのだが。

 

G:ユーフォニアムしましょう。

 悩んだらとりあえずユーフォが安牌。

 まず、ユーフォの素晴らしいところは、なんでもできること。メロディもベースも対旋律もハーモニーもなんでもござれ。ピストン楽器なので見た目に反して高い機動性をも併せ持ちます。

 そして、維持が容易&維持費が安価。これは金管楽器共通ではありますが。基本的に水抜きは専用のキーをいじって息を吹き込むor管を引っこ抜いてじゃばーで終わり。可動部も木管に比べ少ないので、オイルを塗る箇所も少ない。お風呂でじゃぶじゃぶ丸洗いも可能。

 そして、他の金管楽器との持ち替えが容易なこと。マウスピースのサイズはチューバより小さく、トロンボーンと同じ、トランペットやホルンより小さい、といったところ。ユーフォのマウスピースが吹けるようになれば、異なるサイズの楽器でも、大概すぐ吹けるようになります。運指は基本的にトランペット、チューバ、ホルン(但し左手で操作)と共通。運指に困ることもなし。素晴らしい。

 ユーフォしましょう、ユーフォ!

 

 

 

 とまぁ、色々書きましたが、したい楽器が必ずできるわけではないのもまた事実。

 

 色々な楽器をめぐってきた身としては、たとえその出会いが望んだものでなかったとしても、その出会いを大切にしてほしいな、と思います。

 

 大丈夫。どの楽器も楽しいから。

 

 

 

 

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という記事を上げるべく、2月下旬ごろから構想を練ってたわけですよ。

 

ところがどっこい、コロナウイルスの襲来で

3月になると、吹奏楽業界は自粛、中止、延期の嵐。

4月になっても新学期は始まらず。

5月には、全日本吹奏楽コンクールの中止が決定。

 

もう、記事を上げるタイミングを失ったわけですよ。えぇ。

 

没にするのも考えた。が、せっかく書いたし、当然今年も吹奏楽業界に突っ込んでいく入ってくる人たちがいるわけで、上げるタイミングを計りに計っていたわけです。

 

で、6月。

どうも、都市部含め学校が再開するらしい。

おおよそ部活ができる状況ではないところが多いだろうが、それでも幾分か状況が良くなっていることは間違いない。

なんか友人氏が楽しそうなブログあげてるし。

上げるなら今だろう、ということで上げたわけです。

誰のためになるかはわかりませんが、少しでも参考になれば、と思います。

 

2020/06/01