放浪する吹部男子の話。

主に関西圏と、色々な楽器を放浪している、とある大学の吹奏楽部員のブログです。

「信じる者は救われる」の対偶は「救われぬ者は信じぬ」

昔々あるところに、信心の欠片もなく、寺社仏閣の歴史的建造物のみにその価値を見いだしていた受験生がおったとさ。

 

ある日、こやつは祖父母より合格祈願のだるまを貰った。

だるまというものは、はじめは両目が白であり、目標の成就を願って先に片目を書き入れ、事を成したらもう片方の目を書き入れるものだそうな。

このだるまは受験当日も、両目が白のままであったという。

 

ある日、こやつは親戚より湯島天神のお守りを貰った。

お守りというものは、そのご利益を求め、鞄などにつけて肌見放さず持ち歩くものだそうな。

このお守りは受験当日も、受験会場から600kmほど離れた自宅に開封もされぬまま放置されていたという。

 

ある日、こやつは親に言われ、大阪天満宮へ祈願に出かけた。

天満宮というのは、学問の神たる菅原道真公を祀った社であり、学業成就を祈願するところだそうな。

こやつは1月9日、大阪天満宮で商売繁盛を祈願したという。

 

こやつは受験(数学)で無完という大失敗をした。

 

こやつは受験終了後、会場に程近い大崎八幡宮へと慌てて駆け込んだ。

そこで青地に白色の鳥がこう告げたという。

「受験してから神に祈っても意味がない」

 

後に、こやつは東北大学より不合格の通知を受けたという。

 

こやつは、過去を悔やみ、少しくらいは信仰心を持とうと改心した。

受験に挑むいとこのために、北野天満宮まで足をはこんだという。

そのいとこは無事、志望していた大学に合格したとさ。

 

めでたしめでたし。

 

 

ということで、命題「信じる者は救われる」について、上記のような対偶に関しての反例があり、対偶の「救われぬ者は信じぬ」が偽なので、命題「信じる者は救われる」も偽である。

 

こやつみたいな信心の欠片もないような受験生も、信心深い受験生も、平等に合否判定されるので、頑張ってください。では。